「調声」初音ミクV4XとPiaPro Studio(クリプトン)(2)
つづきです。PiaPro Studio の起動から。
目次
PiaPro Studioの起動
PiaPro Studioの付属マニュアルでは、無償のDAW
- Studio One 6 Prime
での使い方を説明しています。
日本語版マニュアルは、ダウンロードしたフォルダの「Piapro Studio」内「Document」にあります。
ファイル名は
- Piapro Studio v2.0.4 Operation Manual - JPN.pdf
です。
「Studio One」以外のDAWからの起動方法は、オンラインマニュアルで参照できます。
今回は「Studio One」ではなく、Appleの「GarageBand」をDAWとして使っていきます。
(GarageBand以外のDAWを使ったことがないので分からないのですが、なぜ人気がないんでしょう? プロ向けじゃない、操作性が悪い・・・などといった理由なのかな? よい機会なのでチャンスがあったら定評のある Studio One も試してみようと思います。)
Garage Bandからの起動方法はこちら参照。
・・と思ったのですが、GarageBandのバージョンがかなり古いので、改めて手順をメモしてみました。私が使っているのは10.4.8になります。
GarageBandからの起動
アプリケーションフォルダ内のGarageBandを起動します。
新規でプロジェクトを作ります。
左端「ソフトウェア音源」を選んで「作成」
起動後の画面はこんな感じ
もし、右下の「Controls/EQ」のパネルが表示されていなければ
- メニューから「表示 >> Smart Control を表示」
「プラグイン」のドロップダウンリストの中から
を選びます。
スプラッシュ画面が表示されてから一瞬遅れてPiaPro画面が開きます。
トラック一覧とかあって、DAWっぽい見た目です。
ミクちゃんに歌ってもらう
ボーカロイドトラックの作成
起動したら、まずはボーカロイドトラックを作成していきます。
今回は、VOCALOID6でも使ったフリーのMIDIファイル「あかとんぼ」を読み込んでいます。
↓データについてはこちらを参照してください。
メロディ&伴奏4トラックの合計5トラックが取り込まれます。
今回はデフォルトで「初音ミクデモ版」が設定されていますが、ほかにもインストールしてあって、切り替えたい場合は、ミクちゃんの顔の部分をクリックします。
じつは、ミクちゃんのデモには英語版もあって、それもインストールしてあります。なのでここでは日本語版、英語版の2種類から選べるようになっています。
日本語の歌詞を使うのでここは日本語版「HATSUNE_MIKU_V4X_Original_DEMO」を選びます。
※ デフォルトのボーカロイドを設定しておくこともできます。
メニュー「PiaPro Studio >> 環境設定…」で設定パネルを表示します。
「VOCAOIDタブ >> デフォルトの歌手」で複数のボーカロイドから主に使いたいものを選びます。
再生
伴奏トラックは邪魔なので、ミュートします。1番上のメロディトラックの右端(s/m)の丸いボタンの(s)を押すと、他のトラックが自動的にミュートされます。
画面左下の再生ボタンを押すと、ミクちゃんの声で歌ってくれます。
最初は歌詞が全部「la」または「ら」になっています。
(英語版ミクちゃんをデフォルトに設定してあると「la」、日本語版だと「ら」になっていました。日本語版ミクちゃんを選んでいるとき「la」だと音が鳴りませんので注意です。)
あ〜、なんって可愛らしい声なんでしょうw
ちなみに、出力した音声です。
オートビブラートがかかっているようです。
上記でミュートせずに5トラック全部同時に再生すると、ミクちゃんがアカペラで合唱してくれます。これはこれで可愛らしいです〜
いよいよ調声っぽい作業に入ります。続きは次の記事で。