いろいろ試験的な

あれこれを置く場所

「調声」初音ミクV4XとPiaPro Studio(クリプトン)(4)「歌の翼」

ここまで調声の真似事をしてきたのですが、それをおさらいする意味でも、今度は違う曲に挑戦してみました。「あかとんぼ」の出来に満足したわけではありませんが、曲調が違えばまた別の良さや問題点が見えてくるかな?と思ったり・・・

 

曲を変えてみた

「あかとんぼ」は遅め(BPM60前後)の曲だったのですが、このMIDIデータをお借りしたサイトで「歌の翼」という、少しだけ早め(BPM75前後)で軽やかな3拍子の曲を見つけました。

メロディライン、伴奏x2の3トラックが入っていました。

 

今回はDAWと連動させて

PiaPro Studioの起動

前々回の記事でPiaPro Studioの起動について書きましたが、色々分かっていない状態だったので、手順が煩雑になっていました。

考え方として、DAW側のトラック1つに対し、音色(サウンド)としてミクさんの声を割り当てる感じになるのですね。

GarageBandのほうでメロディのMIDIトラックを選択、そのプラグイン設定から「PiaPro Studio AU」を選んで起動させます。

そうすることで、そのトラックの音色(サウンド→例えばピアノ、ハープの音色など)としてミクさんの声を使えるようになります。(前回の記事はそこが曖昧でした)

今回は、その辺の理解が進んだおかげで、DAW側のトラックと連動させて再生できるようになりました。

 

歌詞の流し込み

とりあえず、歌詞を流し込んでみました。

ここで問題発生。

ミクさんの歌がズレる

ところが、GarageBandMIDI読み込みの時点で「テンポ情報」を同時に読み込んでしまうと、ミクさんの声が途切れたり、つまづいたりするんですね。

PiaPro側で、DAWのテンポに従う設定(*)をしても、だめでした。

(*)画面右上 「METER/TEMPO」のボタンをクリック >> 「A」のボタンを押してオフにすると、PiaPro側のテンポ情報は無効になり、DAW側のテンポで再生します。

 

どうも目まぐるしくテンポが変わる部分で現象が起きてしまうようなので、テンポ情報を読み込まずに試してみたところ、滑らかに歌ってくれるようになりました。

せっかく抑揚の美しい曲なんですが、仕方ないですね。調べてみたら、その辺は皆さん悩まれている問題のようです。

 

ということで、テンポ情報を読み込まないVer.です。

ミクさん調声前

 

ちなみに、この曲はベースがBPM74ぐらい。途中でテンポが目まぐるしく変わるところはこんな表示になっています。

 

TEMPOの部分を拡大するとこんな感じ。

多いと1拍の中で2回もテンポが変わっていたりします。

ミクさんが混乱するのも頷けるような気がします。

 

・・・と、歌詞を流し込んでから2時間ぐらいは、あーだこーだやっていたような気がします。

 

ここからやっと調声作業に入ります・・・

 

次回に続きます。

 

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おまけ

フェードアウトの方法

「トラック>>マスタートラックを表示」

「オートメーションを表示」ボタンをオン

マスタートラックのドロップダウンで「ボリューム」を選択。

黄色い線を上下にドラッグして音量を徐々に下げていく曲線を作る。