いろいろ試験的な

あれこれを置く場所

Gemini3 系から Temperature 指定が消えた

Temperature 消えた?

ここのところ、ちゃっぴーと Codex に浮気してたんですが、久々に Google AI Studio で新セッションを作ったら、Temperature の設定が見当たらないのです。

ためしに、2.5系を選ぶと Temperature の設定あり。

え、っと思って聞いてみたら以下の回答でした。

Temperatureは使わないことを推奨

結論から申し上げますと、パラメータそのものが廃止されたわけではありませんが、Gemini 3シリーズ(3.1 Flash-Liteや3.5 Flashを含む)では、Temperatureパラメータを変更することは強く推奨されていません

開発者向けの公式ガイドラインでは、以下の理由から「パラメータをリクエストから削除すること」が推奨されています。

なぜ推奨されないのか

  • 推論能力の最適化: Gemini 3シリーズの推論能力は、デフォルト値である「1.0」の状態で最適化されています。
  • 予期せぬ動作: 1.0以外の値(特に1.0より低い値)を設定すると、ループが発生したり、複雑な推論や数学的なタスクでパフォーマンスが著しく低下したりする可能性があると報告されています。

今後の開発における考え方

もしこれまで「回答の多様性」や「決定論的(再現性のある)な回答」を求めてTemperatureを調整していた場合、Googleは代わりに以下の手法を推奨しています。

  1. システム指示(System Instructions)の活用: 「簡潔に答えて」「ステップバイステップで考えて」といった具体的なルールをシステムプロンプトとして定義することで、挙動を制御します。
  2. Thinking Levelの調整: 回答の質や複雑な推論が必要な場合は、Temperatureではなく、新たに導入された thinking_level(minimal, low, medium, high)を調整して制御することが推奨されています。

まとめると、「APIとして設定値自体は受け付ける場合もありますが、品質維持のために削除するのが現在のベストプラクティスである」という状況です。

もし、特定のタスクで「回答が安定しない」「もっとこうしたい」といったお悩みがあれば、Temperature以外の方法(システムプロンプトの工夫やThinking Levelの設定など)で解決できる可能性があります。ぜひ、どのような目的で調整されたかったのか、壁打ちの相手としてお聞かせください。

パラメータとプロンプトを見直さないと

A11yチェッカーも、PEF(音声同期EPUBメーカー)も、しっかり Temperature を指定していました。

たしか、3系になってもしばらくは、Google AI Studio で Temperature は指定できていた記憶があるので、どこかの時点で不具合が表面化し、上記の方針に変更されたのかもしれません。

「ループが発生したり、複雑な推論や数学的なタスクでパフォーマンスが著しく低下」って、即対応しないといけないレベルだと思う。

5/19に正式に発表されていた

絶対、最近まで Temperature は見えていたよね、って聞いたら、5/19に正式にアナウンスされたとの答え。

不具合が表面化したのが原因だとすると、やっぱり所詮モデルはブラックボックスなのかなぁと不安になったりします。

この対応、みなさんはどうされているんでしょうね。 そして、このような重要な情報をみなさん、やはり公式ドキュメントを追いかけたりして勉強されているんでしょうか。

Xから日本語の投稿を拾ってみました

  • @bobfromjapan1(2月下旬):
    「Gemini 2.5使ってるアプリのモデル差し替え時は温度設定見直したほうが良いかも...

    すべての Gemini 3 モデルで、温度パラメータをデフォルト値の 1.0 に維持することを強くおすすめします」
    (公式ドキュメントリンク付き)

  • @ffggss(12月頃、移行関連):
    「"Gemini 3 では、温度パラメータをデフォルト値の 1.0 に維持することを強くおすすめします。"
    ってそういう重要なことはもっと、声を大きく言って欲しい! Gemini 2.5から移行してると、低い温度にしているシステムって沢山ありそう。」(公式リンク引用)

  • @kenomendako(1月):
    「Gemini 3 Flash APIエラーまとめ。温度は1.0以下じゃ駄目。」(エラー対策として明記)

  • @danipon0225(1月):
    「Gemini 3の温度、公式で1.0推奨だから1.0に固定させてたけどやっぱ1.0は違うと思う。ループするリスクあるとしても...」

その他、Temperatureをいじらず/下げて使う・ループ発生などの体験談投稿も散見されます(例: ウェブ版 vs AI Studioの違い、小説執筆時の挙動など)。

みなさんも悩まれていたんですね・・・

そして2.5系は10月に廃止

知らずにコスパのよい 3.1-flash-lite に移行していて、今のところ大きな問題は出ていないのですが、AIの回答の「正しさ」を検証するのが難しいアプリなので、悩ましいです。プロンプト変更したら、テストからやりなおさないといけないです。

と、すっかり AI に翻弄されまくっている今日この頃です。